2006年こうよう祭レポート



1.はじめに

 こうよう祭は、毎年11月上旬に行われる豊田高専の文化祭です。 内容は、ステージイベントとステージ近傍の模擬店、それと学科展、クラブ展、クラス展があります(2006現在)。 豊田高専では学校見学会に次ぐ学内見学の機会であり、また保護者面談もあることから毎年多くの人でにぎわいます。 その中で、我が放送研究部は毎年クラブ展に出展しているので、今年のこうよう祭を放送研究部中心で紹介します。


2.放送研究部クラブ展の概要

本年は、教室を2室使い、片方には高級感のある、もう片方は若干大衆風のスピーカを配置し、 試聴できるようにしています。この辺は例年と一緒ですが、 今年は特にサービス面を重視し、無料で飲み物の提供や、抽選で1名にスピーカー(I前部長製作)プレゼントを行いました。

3.来場レポート


高級感スピーカ展示室です。真ん中にはA&Vフェスタの戦友(?)、 そこから外に向かって、「今年のStereoコンテスト本選に出場したスピーカ」、 「春休みに作った底面積A4の積層スピーカ」、「今年のStereoコンテストで惜しくも予選敗退となったスピーカ」です。 中央にテーブルが三箇所設けられ、また左側の教卓付近が飲み物セットになっています。 この部屋は来場者の滞在時間も長く、十分くつろいでいただけたと思います。

飲み物のリストです。OB会では、こうよう祭支援として、飲み物代2000円分を支出しました。 それにしても、初日はほとんどが無くなりました。

一般スピーカ展示室です。「一般」と言っても、昨年のStereoコンテスト受賞作から 2003年製のものや作りかけのものまで、自作オーディオ活動で成功した放研全般を見ることが出来ます。 また、この部屋ではスピーカープレゼントの応募が行われ、2日間で約80人もの応募がありました。

一般スピーカ展示室で来場者に案内をしている様子です。

今年の隠れた目玉である、単なる作りかけのスピーカです。 しかし、これが非常に人気でした。 どうしても完成品のスピーカーでは外からは同じに見える(五角形でもない限り)ところを内部で工夫しているわけですが、 外からは分かりにくい構造というのは実際に見せると興味を持つようです。 そういえば、以前展示したFE127をばらしたのも結構評判だったような気がします。さすが工業高専。

4.展示スピーカの紹介

次に、展示した各スピーカーの紹介をしていきます。


赤いの。昨年度からあるものです。今の放研HPトップページの写真にも写っているものです。

作りかけのバックロードホーン。ちょうど11/1に顔を出した際に製作していました。

左側:前に作ったスピーカのバッフルを切り開き、上下を逆転させた上で新バッフルを貼り付けたスピーカです。 また、楕円ユニットのエッジは新しいものに交換されています。
右側:今年頭に1年生に練習用として作らせたD-102MK2。結局赤色塗装になったようです。

上側:12cmの立方体にAura2inchをつけただけのスピーカです。小さい割りに音は良く出ます。 下側:これが今年プレゼントされるスピーカです。普通のバスレフです。

昨年末にオメガの会のオフ会に参加したスピーカです。
あと、いい写真が無いのですが、この下、足元に昨年製作したセンタースピーカが置いてあります。

左側:初期の頃に作ったスピーカです。いまだにリアスピーカーとして活躍中で、もう4年目です。
右側:昨年の春休みごろに作ったフラミンゴ・ミニです。この形はやはり興味をもたれる方が多いです。

昨年度Stereoコンテスト特別賞受賞作の五稜です。学内外の知名度も高く、今のところ部の一番人気といえるでしょう。

名称はありませんが、「端材利用」「オレンジグローのテスト」など特徴のある経歴のスピーカです。

A&Vフェスタ2006に出品したスピード★スターです。 帰りの輸送事故でユニットをひとつ取り替えました。

中央にあるのが、今年のStereoコンテスト本選に出場したスピーカです。これは、組み立てが非常に不安定です。

左側:今年、コンテストのレギュレーション発表前に予想で製作したコンテスト向けスピーカ、Fake Penaudioです。 A4の板を積層して作ってあり、内部は楕円です(A4サイズの板から楕円のくり抜きをしたものを積層している)。結局コンテストには出せませんでしたが、その重量ゆえ音はいい(持つのは大変)です。
右側:今年のStereoコンテスト2作品目で残念ながら書類審査で落ちてしまったスピーカです。ただ、正直本選へ進んだスピーカより評判はいいです。 やはり積層であり、見た目がきれいで音もいいです。

5.まとめ

今年のこうよう祭は、人員としては過去最高規模で挑み、また、特にヨガ氏最後の大舞台ということもあって、 部としては最良の状態を来場者に見せることが出来たのではないかと思います。 また、来場者サービスも向上し、それも良かったのではないかと思います。
ただ、その一方で準備から運営まで、各方面に問題点も残しました。詳細は割愛しますが、 初日の朝に引き続いて作業している状態では、事前の時間を活用しきれなかったと言わざるを得ないでしょう。 ぎりぎりになると大量の細かな問題点が降って沸くのは毎年のことですが。この点は今後の部員に任せると致しましょうか。
また、このこうよう祭の際には、OB会設立総会のほか、部の新役員(部長、副部長、マネージャ)も決まり、 新たな体制で来年に向かっていくこととなりました。 新しく役員になった部員には、頑張って頂きたいと共に先輩達の悪い点は克服していって欲しいです。 そういった点でOB会も少しぐらいは協力したいと思っています。
最後になりますが、このこうよう祭クラブ展を成功裏に納められたことに、 学生会、こうよう祭実行委員(特に部員の人)、放送研究部部員、その他関係者に感謝し、レポートとさせていただきたいと思います。
こうよう祭 お疲れ様でした!
あ、このときにOB会設立総会というのをさせていただきました!

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(2006/11/公開)
(2018/6/3 一部更新)